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  1. mikazuki0602

    mikazuki0602

    2017-05-10 (Wed) 07:32

    れあ さま

    ありがとうございます。

    誤字修正しました。
    楽しんでいただけたら、嬉しいです(^◇^)

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⑮乙女心とおとめ心

『ぶろぐ村』の方のアクセス数がとても増えていて
\(◎o◎)/!ビックリしました。
読んでくださっている皆様、ありがとうございます(*´ω`*)



「ねぇ、知花ちゃん。知花ちゃんはいま、好きな人いるの?」
 惺への気持ちを半分気づいていながら、あたしはそう親友に訊いてみた。
 う~ん、と今日のAランチを食べながら、知花ちゃんが考え込む。
 因みにめずらしく今日は、早乙女君は一緒じゃない。まぁ、そうでなきゃ、こんな話題振れないんだけど。
「…惺…のことは、どう思ってる?」
 あたし史上最大限に気を使って訊いたつもりだけど、恋愛偏差値が低すぎて結局まんまの質問になった。

「鯵フライ、おいしい?」
 知花ちゃんが、あたしのBランチのメインを見ながら訊く。
「う~ん、ちょっと油っぽい。ハンバーグにして、Aランチにして正解かも」
 そう答えながらも、あたしは思っていた。
話し逸らしたよね、知花ちゃん?やっぱ、言いたくない?
「あの日…」
 なのに知花ちゃんは、徐(おもむろ)に話し出した。
「あの日?」
「うん、惺君に送ってもらった日」
「ああ、うん」
 知花ちゃんはつけ合わせのポテトサラダを、お箸で突きながら言った。
「かなわないなぁって思ったんだ、乙女の一途さに」
 え、どういうこと?
「乙女は、高校のときから惺君のこと好きだったんだよね?」
「うん、たぶん」
 知花ちゃんが考えていることが、よく…わからない。
「で、惺君がそっちじゃないこともわかってる…」
「う、うん」
「つまり報われる可能性なんか、100%ない恋ってことだよね?」
 そう、それをふたりとも十二分に知った上で、あの関係性は逆に凄いと思う。

「菜乃果、惺君の好きな食べ物ってなにか知ってる?」
「えっ?」
 突然そんなこと言われて、あたしは驚いた。
「さ、さぁ?」
 高校3年間、そしていまも友達だけど、惺の好きな食べ物なんて気にしたこともなかった。知花ちゃんが、やれやれといった眼であたしを見る。
「2番目は、チキンカツだって」
「へ、へぇ?」
「それもね、ソースじゃなくて辛子とお醤油で食べるのが好きなんだって」
「そ、そうなの?」
「で、1番目に好きなものは、乙女と惺君の秘密だって」
 おいおい、凄い牽制だな、それ、早乙女君。
 険しい顔をしたまま、知花ちゃんが続ける。
「苦手な生き物って、何か知ってる?」
 え、え? それは好きな食べ物より、ハードルが高い。じぇんじぇん、わかりませんっ。
 あたしの答えなんか、最初っから期待していなかったみたいに知花ちゃんが言う。
「蜘蛛だって。小さい頃、刺されたんだって。それ覚えていないはずなのに、蜘蛛を見るといまだに条件反射で冷や汗が出るらしい」
 そうなんだ…。でも、なんで知花ちゃん、そんな話してるの?

「乙女はね、そんな思い出話を、それはそれは楽しそうに惺君としてるの。ふたりの間には恋じゃないけど、なんか友情とも違う温かな理解と信頼があって、なんかかなわないなぁって思っちゃった」
 かなわないって、知花ちゃん。知花ちゃんと惺は、まだこれから恋に発展する可能性が…。
「女子のあたしが、あたしより遥かに女子力高い男子に負けてんだよっ!」
 知花ちゃんが、がばっと頭を抱えて学食のテーブルに突っ伏す。おっと、危ない。お箸が転がりそうになった。
「ち、知花ちゃん。でも、でもね…」
 今度はがばっと顔を上げた知花ちゃんが、真顔で言う。
「乙女、本気なんだよ。それに比べたら、あたしなんか…」
 知花ちゃんが、ちょっと悲しそうに笑う。
「惺君のこと、いいなって思ってた。それはさ、いままであたしの周りにはいなかったタイプだったし。見た目だって変ってるけどカッコいいし。優しいし、頭いいし。でも、それってなんか好奇心っていうか、男子とつきあうことへの憧れっていうか…」
 うん、わかる気がする。つきあってみたいよね、恋人ほしいよね、だって大学生になったんだもの、もうすぐハタチになるんだもの。
「でも、乙女は違う。報われなくても、ううん、報われないってわかってるのに、全力で惺君が好きなんだ。その気持ちの前に、あたし、自分の気持ちが本物じゃないって思い知らされたんだ」
 知花ちゃん…。
 切ないな、恋って。 早乙女君の乙女心も、あたしたちのおとめ心も…。

「あ、そうだ。菜乃果、知ってる?あの、りこって人、物ごころついたときから、アイスのお嫁さんになるって言い続けてるんだって」
 知花ちゃんがいきなり、話題を変えた。びっくり、一瞬置いてきぼりされそうになった。
「え、えっと。そうなの?」
「なんか、近くの産婦人科医の長女なんだって。で、アイスと惺君の幼なじみみたいなもの?アイスとは5コ離れてて、惺君の8コ上、つまり27歳」
 送ってもらったときにそこまで訊き出したんだ、凄いリサーチ力だね、知花ちゃん。
「惺君を取り上げたのが、あのりこって人の父親なんだって。で、あの人は長女だから、ホントは産婦人科医と結婚して医院を継がなきゃいけなかったらしいんだけど、アイスと結婚したいからって、それを大人しい妹に押しつけたらしいよ。ホント自分勝手なお嬢様っ」
 知花ちゃんが、マジに憤慨しながら言った。まぁ、確かに我儘に見えるけど、でもそれだけ、それこそアイスに“本気”だってことでもある。
「だから菜乃果、負けちゃダメっ」
「え、え?知花ちゃん、なに言ってるの?」
「これはあたしの勘だけど、アイスは菜乃果のこと狙ってる!」
 や、やめてよぉ~、そんな怖いこと言わないで。
しかも、あの勝気そうなりこさんに勝てる気が1㎜もしない…て、勝負するのか?あたし。 いや、しないだろ。
「ち、知花ちゃん、あたし、勝負する気ないから…」
「なに、戦う前に敵に背中見せてんのよっ」
 だ、だから、敵じゃないし…。あたしじゃ、敵にならないから。恋愛経験なくて、弱っちいし。それにアイスだって、りこさんだって迷惑だろうし。



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  • Date : 2015-03-18 (Wed)
  • Category : アイス
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  1. mikazuki0602

    mikazuki0602

    2017-05-10 (Wed) 07:32

    れあ さま

    ありがとうございます。

    誤字修正しました。
    楽しんでいただけたら、嬉しいです(^◇^)

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