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あなたの存在

半年以上も放置してしまいましたぁ~(;´∀`)ホントごめんなさいっ。「アイス」再開です。あ。でも、左腕を骨折するというアクシデントに見舞われたため、予定よりスローペースとなります。(*´ω`*) レイカ・インターナショナルのメイン顧客は、主にセレブ層だ。名家もしくは年収1千万円以上のビジネスエリートの家族、そして自立して高収入のある女性たち。 海外デザイナーと独占契約しているブランドをはじめ自社ブランドも、そ... <span style="color:#009999">半年以上も放置してしまいましたぁ~(;´∀`)<br />ホントごめんなさいっ。<br />「アイス」再開です。<br /><br />あ。でも、左腕を骨折するというアクシデントに見舞われたため、<br />予定よりスローペースとなります。(*´ω`*)<br /></span><br /><br /> <span style="font-size:large;">レイカ・インターナショナルのメイン顧客は、主にセレブ層だ。名家もしくは年収1千万円以上のビジネスエリートの家族、そして自立して高収入のある女性たち。<br /> 海外デザイナーと独占契約しているブランドをはじめ自社ブランドも、そのターゲットに合わせて見事にラインナップされている。<br /> インターンシップをさせてもらって、一番違和感を覚えたのもこの点だった。扱う商品と顧客が、自分とは違い過ぎる。だから試験は受けたものの、1次が通っただけで実はびっくりだったのだ。<br />「直樹は、やっとカケに出る気になったのさ」<br /> カケ?<br />「社長は、まだ納得してはいませんが」<br />「え~~~、まじ?」<br />「そりゃあ、そうですよ、社長が大切に守ってきた顧客とブランド・イメージです。下手したらそれを失いかねない、大博打です」<br /> ど、どういうこと?<br />「しかし、お前もよく思い切ったよな」<br />「準備に2年、説得に3年かかりました」<br /> 三代目が、読めない表情で淡々とそう言った。<br />「いまやらなければ、もうやる意味がないと言ったら、社長も少しは心を動かしてくれたようです」<br />「ふぅん。ま。よく頑張ったな、直樹」<br /> なんだかよくわからないけど、5年もの間忍耐強く機が熟するのを待ってきたということだ、三代目は。それだけでも、凄い気がした。<br /><br />「あ、スミマセン。話しが見えないですよね」<br /> 置いてきぼりのあたしに、三代目はやっと気づいてくれたようだ。<br />「いまファスト・ファッションが、大変勢いがあるのをご存知ですよね?沢口さん」<br />「は、はい」<br /> それくらいは、あたしたちの年代の女子はみんな知っている。ていうか、あたしの持っている洋服は、ほとんどがその類(たぐい)だと言えるかもしれない。<br />「アパレル業界は、大変厳しい状況下にあります。当社の顧客は富裕層が中心なので一定の業績は保てていますが、今後それがどう変わっていくか、その危機意識はもう大分前からありました」<br /> 三代目が真剣な顔でそう説明するから、あたしも思わず居ずまいを正した。<br />「これから話す内容は、極秘です」<br />「は、はい」<br />ま、まさか、ファスト・ファッションに進出するとか?<br />「ファスト・ファッションは、今後ますますパイの食い合いになる可能性があります。顧客の購買力、粗利などを考えると、全体の売り上げが決して高くないからです」<br /> は、はい。 わかるような、わからないような…。<br />「つまりさ、安い服がたくさん売れても、生地代や縫製の人件費なんかを引くとたいした儲けにならないだろ?どのブランドもさ」<br /> 不安そうな表情のあたしに、浅野さんがそう説明してくれる。 あ、それなら、わかる。 て、浅野さん、案外賢いの?<br />「だからといって、当社もこれまでのように富裕層の売り上げだけに甘んじている時代ではなくなっています」<br />「いままでは金持ちのおばちゃんたちが、一着何十万もする服をポンポン買ってくれたわけだけど、日本経済もドンづまりだろ?」<br />「インスタグラムなどSNS人口が増えるにつれて、セレブな方々もファッションは着こなすテクニックが大事だとすでに気づいています」<br />「つまり金かけるより、センスが大事ってことなのよ」<br /> なるほど。 三代目と浅野さんの、不思議な同時通訳のような説明を訊いて、あたしはやっと話が見えてきた。<br />「じ、じゃあ、レイカ・インターナショナルも、ついにファスト・ファッションに進出するんですか?」<br /> マジに訊いたあたしの顔を、ぽかんとした表情で三代目が、呆れ顔で浅野さんが、同時に見つめた。<br /> や、やばい、違ったみたいだ。も、もう、あたしのバカっ!<br /><br />「なぁ、直樹。やっぱ、この女子大生の就職の件、いいや」<br /> 浅野さんの発言を訊いて、あたしは心の中で悲鳴を上げた。<br /> ぎゃぁああ~~~、待ってぇ。スミマセン、スミマセン、ばかで。見捨てないでぇ~~~!<br />「沢口さん、限界が見えているところに後発で参入する気はありません」<br /> そ、そうですよね。じゃあ、どうするんですか?<br />「すみません」<br />「謝ることはありません。私としても、いまやろうとしていることは確実な勝算があっての事ではありません」<br />「つまり、直樹としても、会社としても大きなカケなわけだよ」<br />「は、はい」<br /> 浅野さんの言葉に取りあえず頷いたあたしに、三代目は少し言いにくそうに告げた。<br />「ですから、契約社員を求めているんです」<br />「…つ、つまり?」<br /> 恐る恐る訊いたあたしに、浅野さんがさらっと無責任に答えた。<br />「上手く行かなかったら、さよならってこと。契約社員ならそれができるだろ、社員は簡単に人員整理できないしな」<br /> が、がっくし。なんだ、そういうことか。そりゃそうだよね、一度落ちた会社から仕事の話があるなんて、そんな上手い話が転がっているわけがない。<br />「兄さん、そんな言い方、彼女に失礼です」<br />「こういうことは、ハッキリ言った方がいいんだよ」<br /> 浅野さんは、少しも悪びれた様子なく言った。<br />「そ、そりゃ、そうですよね…」<br /> すっかり意気消沈したあたしに、三代目が少し強い口調で言った。<br />「沢口さん、兄さんの言ったことは、百歩譲って事実だと言いましょう。ですが、大事なのはここからです」<br /> <br />三代目の眼が真剣で、あたしは力が抜けながらも耳を傾けた。<br />「私は、使い捨ての契約社員を求めている訳ではありません。私と一緒に、新しいブランドに退路を断って立ち向かってくれる人を求めています。当社の社員は現状維持を第一に考えていて、冒険を好みません。ですが、そんな気持ちでは到底越えられないチャレンジを、私はこれからしようと思っています」<br />「つまり、直樹と心中するくらいの覚悟があれば、契約社員になれるってことだ」<br />「だから、兄さん。もう少し、言いようが…」<br /> こんな浅野さんと三代目を見ているうちに、あたしは何か掛け合い漫才でも見ているような気分になっていた。このふたり、案外ウマが合うんじゃ…。<br /> そしてそんな思いが、あたしを冷静にし、気を楽にさせた。<br />「あのぉ…」<br />「は、はい」<br /> 浅野さんに何か言おうとしていた三代目が、慌ててあたしの方を向く。<br />「心中って、まさか、その新しいブランド?部署ですか? 専務とあたしのふたりだけってことはありませんよね?」<br /> ちょっと驚いたように眼を見開いてから、三代目が言った。<br />「はい。もうひとり、キャリア3年のスタイリストの採用を考えています。それと宣伝カメラマンとして、兄さん」<br />「俺は、ヤダって言ったろっ!」<br />「なに言ってるんですか!それが新しい企画と部署を立ち上げる条件だと、社長が言ったと伝えましたよね」<br /> なるほど、これで話しが繋がった。<br />「だからさぁ、そこをなんとか」<br /> この期に及んでごにょごにょ言う浅野さんに、思わずあたしは言った。<br />「浅野さん、往生際が悪いですよ」<br />「お、女子大生。それじゃあ…」<br /> 浅野さんと三代目が、再び揃ってあたしを見つめる。<br />「どうぞ、よろしくお願いします」<br /> あたしは思い切ってそう言うと、三代目に頭を下げた。不思議に「このチャレンジ、やってみたい」という気持ちが頭をもたげてきて、あたしはそんな自分に驚いてもいた。<br /> しばらくして顔を上げると、にこにこと揃って笑顔のふたりがいた。やっぱり、このふたり仲がいいんじゃん。<br />「兄さんも、いいですね」<br /> 浅野さんの方を見て、ダメ押しする三代目。<br />「しょーがねぇなぁ。でも、ほら、外部スタッフとかでいいんだろ?」<br />「そこは、妥協します」<br /> なんだ、裏協定アリじゃん。<br /> でも、これで契約社員とはいえ仕事が決まった。なぜだか、身震いする。<br /> <br /> 三代目と別れて、あたしは再び浅野さんと電車に乗った。<br />「浅野さん、よかったんですか?外部スタッフの件」<br />「ま、しょーがねぇだろ。ばばあが決定権、持ってるからな」<br />「あの…ありがとうございました」<br /> あたしは改めて、浅野さんにお礼を言った。<br />「やめろよ、女子大生。契約社員だぞ、逆にそれでいいのかって話だよ。ホントは社員でって思ったんだけど、ごめんな」<br /> あたしは、大きく頭(かぶり)を振った。<br />「充分です。これで路頭に迷わなくて済みました。実は、もの凄く不安だったんです、就職が決まらないこと」<br />「そっか、じゃ良かった」<br /> 浅野さんが照れ笑いしながらも、うんうんと頷いた。<br />「でも…」<br />「ん?」<br />「どうして、ここまでしてくださるんですか?」<br /> 不思議だと思っていたことを、あたしは正直に訊いた。<br />「…俺、さ」<br />「はい」<br />「氷川さんに、もの凄く世話になったの。こんなんじゃ、恩返しになんないくらい」<br /> 突然、浅野さんから出た「氷川さん」という名前に、あたしは一瞬言葉を失った。<br />「あんた…氷川さんと別れたんだってな。もったいねぇけど、まぁ、いろいろあったんだろうから…」<br /> 浅野さんが続けて何か言っていたけど、その言葉はあたしの耳をすり抜けて言った。<br /><br /> 有…さん。 ああ、有さんっ。<br /> 別れたのに、こんなときも有さんの存在が助けてくれるなんて。<br /> 胸の奥がきゅんと熱くなって、その熱さが喉から眼頭まであがってきて、あたしは慌てて車窓の外に眼を向けた。<br /> 有さん、じゃあこれは、有さんが与えてくれたチャンスなんだよね。有さんは知らないことだろうけど、そう思っていいよね。<br />嬉しい、こんな間接的な形でも有さんの存在を感じられることが。<br /> 有さん、あたし頑張るね。<br /> 有さんに、恥ずかしくないように。それがたとえ、有さんには伝わらなくても。<br /> どんなにときが経っても、どんなに悲しいことがあたしたちを隔てても、心までは変えられない。<br /> 有さん、あたし…。 あたし…忘れることなんてできないよ、一生。<br /><br />「どうした、女子大生」<br /> 窓の外を睨むようにして黙り込んだあたしを怪訝に思ったのか、浅野さんがそう訊く。<br />「な、なんでもないです。…あ、でも、あたし、頑張りますから」<br />「頑張ることなんかないよ、テキトーに、いい加減でいいんだよ。だって、明日をも知れない部署なんだぜ」<br />「はい、テキトーに、いい加減に、全力でやってやりますからっ!」<br />「お、おうっ」<br /> ふふ、楽しい。浅野さんと働けるって、肩の力がいい感じに抜けて凄くいい。まだ会っていないスタイリストの娘(こ)とも、気が合うといいな。<br /> あたしは急に未来が開けた気がして、車窓に一番好きな有さんの表情を想い映した。<br /></span><br /><br /><a href="http://www.alphapolis.co.jp/cont_access2.php?citi_cont_id=357034555" target="_blank"><img src="http://www.alphapolis.co.jp/cont_access.php?citi_cont_id=357034555&size=88" width="88" height="31" /></a><br /><br />
  • Date : 2017-03-04 (Sat)
  • Category : アイス
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