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Author:mikazuki0602
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【R18限定記事について】
男のひと目線の描写じゃなく、女子目線でホントのところを描きたいでつ お読みいただくには、パスワードを入力いただくか下記URLからどうぞ 「小説家になろう」グループ内 R18女性向小説サイト「ムーンライトノベルズ」 灯凪田テイルのXマイページへ移動します。 http://xmypage.syosetu.com/x1507h/
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かくれ芸?

 「2013年も残すところ僅かとなりまちた。 皆さま、大掃除やお正月の準備、 おせちづくりなどは、もうお済みでつか? 6月からはじめた小説ブログでつが 様々な方にご訪問いただき、ブロ友になっていただき、 本当にありがとうございまちたm(_ _)m 来年は、もちかちたら「あらたな物語」の前に 実験的な短編をアップするかもしれませんでつ。 どうか良いお正月を。 maoちゃんからは、めでたい新年を迎えられるよぅ、 〈かくし芸〉... <img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ Pro W3"><span style="font-size: small"> 「2013年も残すところ僅かとなりまちた。 <br /><br />皆さま、大掃除やお正月の準備、 <br /><br />おせちづくりなどは、もうお済みでつか? <br /><br />6月からはじめた小説ブログでつが <br /><br />様々な方にご訪問いただき、ブロ友になっていただき、 <br /><br />本当にありがとうございまちたm(_ _)m <br /><br />来年は、もちかちたら「あらたな物語」の前に <br /><br />実験的な短編をアップするかもしれませんでつ。 <br /></span></span><br />どうか良いお正月を。 <br /><br />maoちゃんからは、めでたい新年を迎えられるよぅ、 <br /><br />〈かくし芸〉のご披露でつ」 <br /><br /><br /><a target="_blank" href="http://otonaasabi.blog.fc2.com/img/20131231143453f76.jpg/"><img border="0" alt="影絵" width="152" height="159" src="http://blog-imgs-61.fc2.com/o/t/o/otonaasabi/20131231143453f76.jpg" /></a>&#160; <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「はいっ! 影絵~ヽ(´▽`)/」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「〈かくし芸〉というよりは〈かくれ芸〉? <br /><br />お粗末でちたん。 <br /><br />それでは、来年もどうぞよろぴくお願いいたしますん(*´ω`*)」 <br /><br /><br /><br />
230

クジラに乗った猫

 「ねぇ、maoちゃ。  そのクジラさんは、中に入ってあったまるもので、  乗るものではないのょ」  「ヤダ。   猫生(人生ではなく)なにがあるかわかんないのょ。   おっちょこちょいのアンタに踏まれるかもしれないし。  うっかりもののアンタに上から物落とされるかもしれないし。  中になんか入ってたら、イザというとき逃げられないぢゃないっ!」  「あぁん。  猫ベッド正しく使ってくれないのはあたしのせい?  ... <img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> <span style="font-family: ヒラギノ角ゴ Pro W3"><span style="font-size: small">「ねぇ、maoちゃ。 <br /></span></span><font size="2"> そのクジラさんは、中に入ってあったまるもので、 <br /> 乗るものではないのょ」</font> <br /><br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「ヤダ。 <br />  猫生(人生ではなく)なにがあるかわかんないのょ。 <br /><br />  おっちょこちょいのアンタに踏まれるかもしれないし。 <br /> うっかりもののアンタに上から物落とされるかもしれないし。 <br /><br /> 中になんか入ってたら、イザというとき逃げられないぢゃないっ!」 <br /><br /><a target="_blank" href="http://otonaasabi.blog.fc2.com/img/20131228170653221.jpg/"><img border="0" alt="鯨ねこ" width="180" height="233" src="http://blog-imgs-61.fc2.com/o/t/o/otonaasabi/20131228170653221.jpg" /></a> <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「あぁん。 <br /> 猫ベッド正しく使ってくれないのはあたしのせい? <br /> 飼い主として、悲しいゎん(´;ω;`) <br /><br /> せっかく同じネコ科の豹さん柄にしたのにぃ~。」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「ふん。 <br />  アタシはトラ柄イエローがよかったゎ」 <br /><br /><br />↑ maoちゃんの冬用ベッドでつが、 <br />  どーしても中に入ってくれません。 <br /><br /> ご飯で釣っても、おもちゃ入れてもダメでちた。 <br /> そういう猫ちゃん飼ってる方、ほかにもいますか? <br /><br /> 飼い主が期待して買ったものに、 <br /> にゃんこの反応がイマイチってこと結構あるみたいでつ。 <br /> さみしー゚(゚´Д`゚)゚ <br /><br /> さて、私は昨日が無事、仕事納でちた。 <br /> 年賀状、やっと作成しまちた。 <br /> 毎度のことながら、ギリギリでつ(*´ω`*) <br /> 皆さまはどんな年末を過ごされていまつか? <br /><br />  <br /> 今年は、まだ更新するかもしれませんでつ。 <br /> しなかったらゴメンナサイ。 <br /> 念のため、良いお年を~(^o^)/ <br /><br /><br /><br /><br /><br />
229

ごめんなさいm(_ _)m

なんか、拍手コメからは URL残せないみたいでつ。 教えてくれた方、ありがとデスm(_ _)m あの。 ご存知とは思いますが、毎日おじゃましてまつ。 コメ欄メッセージ欄見当たらなかったので こんなカタチでごめんなさい。 えっと。 コメントやメッセージにはURL 残せるんでしようか? よくわかってなくてスミマセン。 では皆様、 今年もあと少し~ヽ(´▽`)/  ラストまでとことことこと走るん♪... <span style="font-family: ヒラギノ角ゴ Pro W3"><span style="font-size: small">なんか、拍手コメからは <br /><br />URL残せないみたいでつ。 <br /><br /><br />教えてくれた方、ありがとデスm(_ _)m <br /><br />あの。 <br /><br />ご存知とは思いますが、毎日おじゃましてまつ。 <br /><br />コメ欄メッセージ欄見当たらなかったので <br /><br />こんなカタチでごめんなさい。 <br /><br /><br />えっと。 <br /><br />コメントやメッセージにはURL <br /><br />残せるんでしようか? <br /><br />よくわかってなくてスミマセン。 <br /><br />では皆様、 <br /><br />今年もあと少し~ヽ(´▽`)/  <br /><br />ラストまでとことことこと走るん♪</span></span>
228

素敵な聖夜を!にゃん(=‘x‘=)

 「気分はすっかりクリスマスねぇん」  「maoちゃ。 ブロ友さんほか皆さまに、クリスマスのご挨拶しましょ。 maoちゃでカードつくってみたん」  「なに、そのヒドイ出来」  「あぁん。デザイナーぢゃないから… それにこのあと色々諸々いそがしーし」  「しょーがないゎね。ぢゃ…」  (´∇`) Merry☆Christmas!♡... <img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「気分はすっかりクリスマスねぇん」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「maoちゃ。 <br /><br />ブロ友さんほか皆さまに、クリスマスのご挨拶しましょ。 <br /><br />maoちゃでカードつくってみたん」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「なに、そのヒドイ出来」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「あぁん。デザイナーぢゃないから… <br /><br />それにこのあと色々諸々いそがしーし」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「しょーがないゎね。ぢゃ…」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> (´∇`) Merry☆Christmas!♡ <br /><br /><a target="_blank" href="http://otonaasabi.blog.fc2.com/img/20131222110059289.jpg/"><img border="0" alt="クリスマス②" width="378" height="559" src="http://blog-imgs-48.fc2.com/o/t/o/otonaasabi/20131222110059289.jpg" /></a>
  • Date : 2013-12-22 (Sun)
  • Category : 未分類
227

あしとも設定解除

12月21日11時現在で、あしとも設定を解除しました。 サービス終了前ですが。。。(*´ω`*) これまで、あしあとを残してくださったブログ仲間の皆様、 ご訪問させていただいたブロガーの皆様、 ありがとうございました。 今後はFC2以外は、ご訪問歴がわからなくなります。 よろしければ拍手やコメにURLを残していただければ、 ご訪問させていただきます。 最後にmaoちゃんの肉球で、感謝と御礼をお伝えいたします(*´ω`*)    ... <span style="font-family: ヒラギノ角ゴ Pro W3"><span style="font-size: small"><br />12月21日11時現在で、あしとも設定を解除しました。 <br /><br />サービス終了前ですが。。。(*´ω`*) <br /><br />これまで、あしあとを残してくださったブログ仲間の皆様、 <br /><br />ご訪問させていただいたブロガーの皆様、 <br /><br />ありがとうございました。 <br /><br />今後はFC2以外は、ご訪問歴がわからなくなります。 <br /><br />よろしければ拍手やコメにURLを残していただければ、 <br /><br />ご訪問させていただきます。 <br /><br />最後にmaoちゃんの肉球で、感謝と御礼をお伝えいたします(*´ω`*) <br /><br /><a target="_blank" href="http://otonaasabi.blog.fc2.com/img/20130823110932.jpg/"><img border="0" alt="肉球" style="height: 118px; width: 217px" src="http://blog-imgs-61.fc2.com/o/t/o/otonaasabi/20130823110932.jpg" /></a>&#160; <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「なんで、これが御礼の代わりになるか <br /><br />さぁ~ぱりわかんないゎ。 <br /><br />かえって失礼ぢゃないの?」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「そ、そぉ? <br /><br />最後までピントずれてるカメでごみんなさいでつm(_ _)m <br /><br />皆様、よいクリスマスを~♪」 <br /></span></span><br /><br />
226

ラブコメとかどーだろう?

 「ねぇねぇ、maoちゃ。 相談があるんだけどぉ」  「人が…あ、いや猫がせっかく 壁とお友達してるときになにょ?」  「あんね。 次回作は一応、長編を予定してるんだけど、 あたしとしては短編がうまくなりたいのょねん。 こう、なんかスパイスの効いたぁ ぴりっと締りのいい展開のぉ…」  「前半展開遅くてつかみがイマイチの アンタには無理ぢゃないの?」  「それは、ほら。シリアス系恋愛小説だからん。 短編は思い切って... <span style="font-size: small"><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ Pro W3"><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「ねぇねぇ、maoちゃ。 <br />相談があるんだけどぉ」 <br /><br /><a target="_blank" href="http://otonaasabi.blog.fc2.com/img/201312171031128a5.jpg/"><img border="0" alt="ごろん" style="height: 231px; width: 148px" src="http://blog-imgs-48.fc2.com/o/t/o/otonaasabi/201312171031128a5.jpg" /></a> <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「人が…あ、いや猫がせっかく <br />壁とお友達してるときになにょ?」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「あんね。 <br />次回作は一応、長編を予定してるんだけど、 <br />あたしとしては短編がうまくなりたいのょねん。 <br />こう、なんかスパイスの効いたぁ <br />ぴりっと締りのいい展開のぉ…」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「前半展開遅くてつかみがイマイチの <br />アンタには無理ぢゃないの?」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「それは、ほら。シリアス系恋愛小説だからん。 <br />短編は思い切ってラブコメとか挑戦したいん」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「わかった! <br />アンタの日常をまんま暴露すれば <br />コメディーになるぢゃないのっ(⌒^⌒)b」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「い、いゃん。 <br />あたしのスタイルはノンフィクションでなくて、 <br />フィクションの方だからそれは無理ぃ~」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「ふぅん。 <br />ぢゃ、アタシがひと肌ぢゃなくひと毛皮脱ごうぢゃないのっ。 <br /><span style="color: #c0c0c0"><strike>↑ いなばの白兎みたいだなぁ…貧相な感じ?(^_^;) </strike></span><br />アタシを主役にラブコメ書いてもよくってょ(´・ω・`)」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「よくってよ…て言われても。 <br />にゃんこの恋愛なんて誰も興味ないだろうしぃ。 <br />maoちゃんは脇役でどぉ?」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「却下! <br />主役以外は認めないゎ」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「そ、そぅ(´・_・`) <br />でも、こぉ~そり、maoちゃん登場の <br />ラブコメを考えちぅ。 <br />うまくいったら、長編のあとに出そうと思いまつ。 <br />まだまだ先の話ですが(*´ω`*) <br />いろいろ考えるのは、楽しいでつ。 <br />どうか、長~い生あたたかな目で <br />見てやってくださいませませm(_ _)m」 <br /><br /><br /><br /><br /><br />&#160;</span></span>
225

タイトルは難しいょ

 「ちょっとぉ。 次回作のタイトルに関しては、今日の反省会で 決めるんじゃなかったのぉ? 何、indexに勝手にフライングしてんのょっ」  「あ。それはね。 サブタイトルの話なのん。 メインタイトルは『ピース』で決定! だって、テーマに関わってるから どーしてもこれにしたいん」  「いままで漢字が多くて堅い感じだったからって、 なにもカタカナにしなくても… なんか、軽くてバカっぽいゎねぇ」  「そ、そぉ(〃ω〃)」  ... <img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「ちょっとぉ。 <br />次回作のタイトルに関しては、今日の反省会で <br />決めるんじゃなかったのぉ? <br />何、indexに勝手にフライングしてんのょっ」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「あ。それはね。 <br />サブタイトルの話なのん。 <br />メインタイトルは『ピース』で決定! <br />だって、テーマに関わってるから <br />どーしてもこれにしたいん」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「いままで漢字が多くて堅い感じだったからって、 <br />なにもカタカナにしなくても… <br />なんか、軽くてバカっぽいゎねぇ」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「そ、そぉ(〃ω〃)」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「いや。そこ照れるとこぢゃないし。 <br />で、サブタイトルはどーすんの?」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「う、うん。 <br />ムーンの傾向としてはぁ、やっぱ <br />恋愛とか異世界とか王とか騎士とか執事とか <br />永遠とか美女とか令嬢とか恋人とかイケメンとか変態とか <br />が好まれるタイトルみたいなんだけどぉ…」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「わかったゎ! <br />ぢゃ、〈イケメン執事の変態恋人探し〉にしなさいょ!!」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「え~ヽ(;▽;)ノ <br />だめょん。だってイケメンも執事も変態恋人も出てこないもん。 <br />タイトルに偽りあり、サギになっちゃう~ <br /><span style="color: #c0c0c0"><strike>でも、なにげにウケそぅだなん(*´ω`*)</strike></span> 」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「そんなの、テキトーに上げ底にしときゃいいのょ。 <br />アンタの胸だって〈寄せて上げて詰めて○カップ〉 <br />のサギまがいなんだし」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「ちょ。失礼ね。 <br />詰めてはいないわょ、詰めては。 <br />〈寄せて上げて十分○カップ〉よっ」 <br /><span style="color: #c0c0c0"><strike>↑ <br />いや。話ずれてるし。 <br />しかも、○カップの○にアルファベット入れられない時点で <br />アウトっしょ(&gt;_&lt;) <br /></strike></span><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「んぢゃ。これからそーいう話にすればいいぢゃない。 <br />どーせ、まだたいして書き進んでないんでしょ?」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「そ、それはアタシが早朝からがんばって <br />パソコンに向かってると、maoちゃんが右腕に <br />お腹乗せるからぁ。重くって書けやしない」 <br /><br /><a target="_blank" href="http://otonaasabi.blog.fc2.com/img/20131215155029591.jpg/"><img border="0" alt="間" width="256" height="144" src="http://blog-imgs-48.fc2.com/o/t/o/otonaasabi/20131215155029591.jpg" /></a> <br /><br />注)こんな感じで私とパソコンの間に陣取って <br />しかも右腕にお腹を乗せるので重いでつ┗(;´Д`)┛ <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「ふん。 <br />それはアンタが少しでもいいもの書けるように呪って… <br />ぢゃなくて祈ってあげてんのょ!」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「も、もういいでつ(´・ω・`) <br />サブタイトルは〈結婚から恋はじめよう〉に決定! <br />しかもムーンの方だけサブつけて、 <br />ブログの方はやっぱ『ピース』だけでシンプルにいくん」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「ふ~ん。 <br />ムーンの方は読者に媚うろうってのね。 <br />あざといヤツ!」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「ち、違うゎょ! <br />いまがいろいろ実験期間なんだからん。 <br />思ったこと試してみてるだけだもん」 <br /><br />ということで、次回作は <br />『ピース~結婚から恋はじめよう』に決定でつ! <br />パチパチ(*^^*) <br />え~これから試してみたい小説などに関しては、 <br />またまた後日…お知らせしま~す!(´ー`)/~~ <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
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反省会

 ひょこ ひょこ ひょこ ひょこ  ひょこひょこりん  「あ。 やっと出てきたゎね。このアホエロがめ 」  「うぎゃあ~! な、なになに( ´△`) なんでいきなり猫パンチぃ?」  「ブログしばらく、ほっぽりっぱなしで何してたのょっ!」  「あぁんふ。 だってだってだってぇ。本業忙しかったし、 出張もはいってたし、風邪も引いてたんだものぉ」  「ったく! 気が緩んでる証拠ょっ!」  「い、いいぢゃない。少しくら... <img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> ひょこ ひょこ ひょこ ひょこ&#160; ひょこひょこりん <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「あ。 <br />やっと出てきたゎね。このアホエロがめ<img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2008-11-30/329788.gif" /> 」 <br /><br /><br /><br /><a target="_blank" href="http://otonaasabi.blog.fc2.com/img/2013121416193696f.jpg/"><img border="0" alt="見上げ" style="height: 256px; width: 144px" src="http://blog-imgs-48.fc2.com/o/t/o/otonaasabi/2013121416193696f.jpg" /></a> <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「うぎゃあ~! <br />な、なになに( ´△`) なんでいきなり猫パンチぃ?」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「ブログしばらく、ほっぽりっぱなしで何してたのょっ!」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「あぁんふ。 <br />だってだってだってぇ。本業忙しかったし、 <br />出張もはいってたし、風邪も引いてたんだものぉ」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「ったく! 気が緩んでる証拠ょっ!」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「い、いいぢゃない。少しくらい気ぃ緩んだってぇ~。 <br />長編2本続けたら、さすがに疲れたんだものぉ。 <br />それにね、書くの休んでる間にムーンライトノベルズの <br />ほかの作者さんの小説読んでたんだけど、すごいわぁ~。 <br />才能ある人ごろっごろいるん。 <br />おもしろい小説もい~っぱいあって、読んでてめちゃ楽しかったん。」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「そんな場所に、よくバカ勇気持って投稿したゎよね」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「う、うん。今更ながらに反省」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「だいたいさぁ、ムーンの主流はライトノベルズでしょ? <br /><br />ファンタジーや異世界や王や王太子や溺愛やじれじれや <br />イケメンや御曹司や絶倫やお嬢様や狂愛や執着が <br />人気のキーワードでしょ? <br /><br />だのにアンタが書いてるのはそんなキーワードかすりもしないし、 <br />おまけにジャンルはラノベでも純文学でもなくって <br /><br />〈天然うじうじヘタレ女子のたまに拘束ありラブエッチ混ぜの <br />前半展開遅くてつかみがイマイチ恋愛小説〉でしょ? <br /><span style="color: #c0c0c0"><strike>↑ <br />長いょっ! しかもそんなジャンルないょっ!!</strike></span> <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「そーなん。 <span style="color: #c0c0c0"><strike>←否定しないのかょっ!しろよっ!!</strike></span> <br />でもね、そういうアタシの <br />〈天然うじうじヘタレ女子のたまに拘束ありラブエッチ混ぜの <br />前半展開遅くてつかみがイマイチ恋愛小説〉 <span style="color: #c0c0c0"><strike>←繰り返すなょっ!</strike></span> <br />が投稿されてるサイト探してみたんだけど、 <br />見つからないのょ。 <span style="color: #c0c0c0"><strike>←当たり前だろっ!</strike></span> <br /><br />だからぁ。もう何作品かムーンに投稿しようかなぁって思ってるん。 <br />読者さんの反応が、感想や評価やお気に登録で <br />ダイレクトにわかるから勉強になるしぃ~」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2009-03-17/369100.gif" /> 「あ、そぉ。 <br />じゃあ、せめてタイトル何とかしなさいょ。 <br />もっと読者のニーズにあったのもにするとかさ」 <br /><br /><img class="emoji" border="0" alt="" style="border-top: 0px; border-right: 0px; border-bottom: 0px; border-left: 0px" src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2010-04-13/511781.gif" /> 「あぁん。maoちゃん、やっぱ気づいてたぁ? <br />それはアタシも考えてるのょねん」 <br /><br />ということで、次回作のタイトルに関しては <br />明日の反省会につづきまつm(_ _)m <br /><br /><br /><a href="http://novel.blogmura.com/"><img src="http://www.blogmura.com/img/originalimg/0000435756.jpg" width="88" height="31" border="0" alt="ブログランキング・にほんブログ村へ" /></a><br /><a href="http://novel.blogmura.com/">にほんブログ村</a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://image.with2.net/img/banner/m11/br_banner_onsen.gif" width="107" height="51" border="0" /></a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" style="font-size:12px;">人気ブログランキングへ</a>
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あらたな物語

ムーンライトノベルズで、長編2作目の『-KANNO-感脳』に 12月9日(月)の朝時点で127名のお気に入り登録をいただきました。 (上位の方は一桁違うので、 この数字はたいしたことありません(*´ω`*)) 嬉しく、とても感謝しています。 途中から「響派です」「アラタ派です」という 感想やメッセージをいただき、三角関係の小説だから ふたりのメンズがそれぞれ気に入ってもらえるのは 嬉しいなと思いつつ、最終話に向かうにつれ 「... <span style="font-size: small"><span style="font-family: ヒラギノ角ゴ Pro W3">ムーンライトノベルズで、長編2作目の『-KANNO-感脳』に <br /><br />12月9日(月)の朝時点で127名のお気に入り登録をいただきました。 <br /><br />(上位の方は一桁違うので、 <br /><br />この数字はたいしたことありません(*´ω`*)) <br /><br />嬉しく、とても感謝しています。 <br /><br />途中から「響派です」「アラタ派です」という <br /><br />感想やメッセージをいただき、三角関係の小説だから <br /><br />ふたりのメンズがそれぞれ気に入ってもらえるのは <br /><br />嬉しいなと思いつつ、最終話に向かうにつれ <br /><br />「アラタ派の方ごめんなさい」 <br /><br />と心の中で謝りながら書いていました。 <br /><br /><br />私は、小説の最初と最後が、映像のように見えてこないと <br /><br />書きはじめられないかなり不器用なタイプです。 <br /><br />なので、このラストは最初から決めていました。 <br /><br />でも、アラタという強烈な個性のキャラクターを設定したせいで、 <br /><br />途中から何度もアラタが一人歩きしそうになって困りました。 <br /><br />それをなだめながら書くのは結構苦しい作業でした。 <br /><br />でも、あるアイデアが浮かんでからは、 <br /><br />この小説ではアラタに思い切り失恋してもらおうと決めました。 <br /><br />それからは、非情になれましたね(●´ω`●) <br /><br /><br />いままだ次の小説のはじまりと終わりが朧げな状態です。 <br /><br />でもそれは「あらたな物語」になるはずです。 <br /><br />お相手のヒロインは双子のバレリーナ。 <br /><br />早ければ来年1月後半、遅くとも2月前半には <br /><br />スタートさせたいと思っています。 <br /><br />もっと大人で素敵になったアラタに、 <br /><br />出逢ってもらえたら幸せですm(_ _)m <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /></span></span>
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〈五十五〉私たちの蒼

 美海さんとつくった新聞広告が、新聞社の賞を貰った。大賞じゃないけど、部門賞だけど。でも、舞い上がりそうなくらい嬉しい。「鈴音、やったね!」 美海さんもとても嬉しそうだ。「はい」「よおし、お祝いだな」速水さんも喜んでくれた。 響も、もちろん喜んでくれた。「俺も、頑張らないとなぁ」 そして、初めて教えてくれた。響の夢。「まだまだ先になると思うけど。俺もいつか、写真集を出したいんだ」「うん、いいと思う... <span style="font-size: medium"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 美海さんとつくった新聞広告が、新聞社の賞を貰った。大賞じゃないけど、部門賞だけど。でも、舞い上がりそうなくらい嬉しい。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音、やったね!」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 美海さんもとても嬉しそうだ。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「はい」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「よおし、お祝いだな」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 14.25pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">速水さんも喜んでくれた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 響も、もちろん喜んでくれた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「俺も、頑張らないとなぁ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そして、初めて教えてくれた。響の夢。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「まだまだ先になると思うけど。俺もいつか、写真集を出したいんだ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「うん、いいと思う」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「で、その写真集のデザインは、鈴音にやってほしい」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ホント?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「うん」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「嬉しい」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> また一つ、夢ができた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span lang="EN-US" style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><o:p>&#160;</o:p></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 社食で何ヶ月かぶりに、アラタに会った。アラタはいつも忙しそうで、社内でもなかなか会わない。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音、あれ、よかったよ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタはそう言って、大きな手を私の頭に置くと、一回くしゃと撫でた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ありがと」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> それだけだった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタ、私、ちゃんと頑張ってるから。私なりの本気、出してるから。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 14.25pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">そしてちゃんと見てるから、アラタも見ててね。お互い、恥ずかしくない仕事をしよ。ま、アラタは当然って言うだろうけど。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span lang="EN-US" style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><o:p>&#160;</o:p></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span lang="EN-US" style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><o:p>&#160;</o:p></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 波の音がする。それ以外は、水平線までどこまでも続く、心地よい静寂だ。凪の時間が、すべての葛藤や喧騒を忘却の彼方へ押しやっていく。幸福とは、こんな一瞬の静止なのかもしれない。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span lang="EN-US" style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><o:p>&#160;</o:p></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 14.25pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">響と一緒に、海を見ていた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 14.25pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">私たちの、私たちだけの、あおの風景だ。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 14.25pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">砂浜に腰を下ろし、後ろから響が私を抱いている。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 14.25pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">溶け合うような感覚に包まれて、私はしあわせだと思った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 14.25pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">私にはわかっている。それと同じくらい、響もわかっている。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 14.25pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">私たちの蒼は一つで、もう変わることはない。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 14.25pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span lang="EN-US" style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><o:p>&#160;</o:p></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「響。私、響が私の中にいるのを感じる」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「うん、俺の中にも鈴音がいる」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span lang="EN-US" style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><o:p>&#160;</o:p></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">  &#160;  〈了〉<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span> <br /></p></span></span></span></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/"><img src="http://www.blogmura.com/img/originalimg/0000435756.jpg" width="88" height="31" border="0" alt="ブログランキング・にほんブログ村へ" /></a><br /><a href="http://novel.blogmura.com/">にほんブログ村</a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://image.with2.net/img/banner/m11/br_banner_onsen.gif" width="107" height="51" border="0" /></a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" style="font-size:12px;">人気ブログランキングへ</a><br />
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〈五十四〉響のためにR18

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〈五十三〉それぞれの道

 アラタと病院の入口を出た。 戸田さんと美濃部君は、「お先に」と言って帰っていった。「アラタ、私、響の着替えとか、あと入院の準備とかしてくる。でも遅くなっても、会社に戻るから。速水さんにそう伝えてくれる?」「わかった」 歩き出した私を、アラタが呼び止めた。「鈴音」「何?」 振り向いた私を、アラタがじぃと見る。何か言いたそうなその眼を見て、「何?」ともう一度私は言って、アラタの傍へ戻る。 アラタが、... <span style="font-size: medium"><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタと病院の入口を出た。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 戸田さんと美濃部君は、「お先に」と言って帰っていった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタ、私、響の着替えとか、あと入院の準備とかしてくる。でも遅くなっても、会社に戻るから。速水さんにそう伝えてくれる?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「わかった」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 歩き出した私を、アラタが呼び止めた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「何?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 振り向いた私を、アラタがじぃと見る。何か言いたそうなその眼を見て、「何?」ともう一度私は言って、アラタの傍へ戻る。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタが、ぽつりと言う。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音。鈴音は、ずっと俺の隣にいるんだと思ってた」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタ。私はずっとアラタの後ろにいたんだよ。後ろで、アラタの背中を見てた」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタが、遠い眼をしている。その横顔に、私は少し震える声で言った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「でもね。でもその背中はどんどん遠くなってしまって、いまはもう見えなくなりそうなほど小さいの」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そうか、とアラタはぼそりと言って、私の方を見た。その眼が、アラタらしくないほど優しい。ううん、アラタは、早川アラタは本当はこの眼のように優しすぎる一面を持っていることを、私はなぜだか知っている。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「加納君は、彼は、鈴音のどこにいるんだ?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 響は、響は…。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「私が響の腕の中、ううん、眼の中にいる」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタの鼻に皺が寄った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「それじゃ、俺、勝てないな」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「うん。アラタは響に2センチ負けてる」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「2センチ?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「うん」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ずいぶん大きな2センチだな」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そしてアラタはまた横を向いた。でも今度は遠い眼じゃなくて、前をぐっと見据えている。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音、俺の背中がどんなに小さくなっても、見えなくなりそうでも、それでも見ててくれ。お前が見てると思ったら、俺は恥ずかしい仕事はしない。絶対に。俺はこれからも、どんどん新しい扉を開けて、お前が見たかった世界を必ずお前に見せてやる。お前はそれを、俺の背中越しに見ろ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタ…。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> いま、私にははっきり見える。アラタが道をどんどん進んでいって、新しい扉を次々開ける姿が。扉の向こうから、眩い光が射している。アラタは少しも迷うことなく、その光の中へ歩いていく。そして太陽のように真っ赤なその光が、アラタの全身を飲み込んでいく。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 目眩がするようなその映像を心に刻んで、私は言った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「うん」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そして私たちは、それぞれの道へ歩み出した。 <br /></span></p></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/"><img src="http://www.blogmura.com/img/originalimg/0000435756.jpg" width="88" height="31" border="0" alt="ブログランキング・にほんブログ村へ" /></a><br /><a href="http://novel.blogmura.com/">にほんブログ村</a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://image.with2.net/img/banner/m11/br_banner_onsen.gif" width="107" height="51" border="0" /></a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" style="font-size:12px;">人気ブログランキングへ</a>
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〈五十二〉お前ら、つきあってたの?

 タクシーから飛び降りて、もつれる足を必死に前へと動かす。 総合案内で、混乱した要領の悪い説明をして、やっと3階の処置室だとわかる。 エレベーターのボタンを何度も押す。12Fから下がってくる表示ランプが、止まっているのかと思うほど遅く感じる。私は堪らず、階段を駆け上がった。 処置室がすぐにわからない。看護士さんを捕まえて聞く。フロア案内が目の前にあるのに、動転していて目に入らなかった。 処置室に入って... <span style="font-size: medium"><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> タクシーから飛び降りて、もつれる足を必死に前へと動かす。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 総合案内で、混乱した要領の悪い説明をして、やっと<span lang="EN-US">3</span>階の処置室だとわかる。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> エレベーターのボタンを何度も押す。<span lang="EN-US">12F</span>から下がってくる表示ランプが、止まっているのかと思うほど遅く感じる<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">。私は堪らず、階段を駆け上がった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 処置室がすぐにわからない。看護士さんを捕まえて聞く。フロア案内が目の前にあるのに、動転していて目に入らなかった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 処置室に入っていく。カーテンで仕切られたベッドが並んでいる。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> やっと、〈加納 響〉の名前を見つけた。カバンを胸に抱きしめ、一つ大きく息を吸い、ゆっくり吐いてからカーテンを開けた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「あれぇ、鈴音」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> おでこと頭に白いガーゼを貼って、その上からネットをつけた響が、ベッドに座っていた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> それを見た途端、へなへなと力が抜けた。崩れ落ちるようにして、なんとか椅子に座った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「響…」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そう言って、おずおずと右手を前に出すと、響の頬に触れた。あたたかい…<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「け、怪我は?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「うん。おでこハンドルにぶつけて、その反動で頭をサイドガラスに打った」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ほかは?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「それだけ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「…よかった」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> まだ呆然としながらも、私はそう安堵した。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「頭打ったし、クルマが結構めちゃくちゃで…凄いスピードで追突されて前のクルマに突っ込んだから。念のため<span lang="EN-US">1</span>日か2日、検査入院だって」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「うっ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 安心したら、涙がどっと出てきた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 響の胸にすがって、嗚咽しながら言った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ど、どうしようかと思った。うっ、く。響に、うっ、も、もしものことがあったら」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と言って響が頭を撫でる。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「響がもし、ぐず、死んじゃったらと思ったら、凄い怪我とかしてたらって、くっ、思ったら、私、私」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「大丈夫だよ、俺、頑丈だから。それに鈴音を守らなきゃ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そういう響の手を両手でしっかり包んで見上げると、いつものあたたかで優しい眼で見つめてくれる。この眼を失わなくてよかった。この手を、このぬくもりをもう一度確かめられて本当によかった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音、震えてる」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 響の両手が、今度は私の両手を包む。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「だって、だって」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「うん、わかってる。わかってるよ、鈴音」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 響をいたわらなくちゃいけないのは、私なのに。怪我をしている響の方が、私をいたわってくれる。響の大きさに包まれて、バカみたいに私は同じ言葉を繰り返していた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「よかった、よかった。響、響」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「お前ら、つきあってたの?」 <span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> その声で、涙でぐちゃぐちゃの顔で振り向いた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタだった。その横に戸田さんと、美濃部君。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span> <br /></p></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/"><img src="http://www.blogmura.com/img/originalimg/0000435756.jpg" width="88" height="31" border="0" alt="ブログランキング・にほんブログ村へ" /></a><br /><a href="http://novel.blogmura.com/">にほんブログ村</a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://image.with2.net/img/banner/m11/br_banner_onsen.gif" width="107" height="51" border="0" /></a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" style="font-size:12px;">人気ブログランキングへ</a><br />
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〈五十一〉アクシデント

 そして、私はアラタとの最後の仕事で、戸田さんのスタジオにいた。響がカメラマンとして独り立ちしたので、戸田スタジオには新しいアシスタントの美濃部君が入った。 今日、響は取材同行撮影だそうだ。響が出掛けていることで、ちょっとほっとした。アラタと仕事でスタジオに来ていることは知っているけど、それを見ないほうが響だって穏やかな気持ちでいられるはずだ。「アラタ、とうとう最後の仕事だね」「同じ会社にいるんだ... <span style="font-size: medium"><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そして、私はアラタとの最後の仕事で、戸田さんのスタジオにいた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">響がカメラマンとして独り立ちしたので、戸田スタジオには新しいアシスタントの美濃部君が入った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 今日、響は取材同行撮影だそうだ。響が出掛けていることで、ちょっとほっとした。アラタと仕事でスタジオに来ていることは知っているけど、それを見ないほうが響だって穏やかな気持ちでいられるはずだ。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタ、とうとう最後の仕事だね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「同じ会社にいるんだから、また一緒に仕事することだってあるだろ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> ないよ、きっと。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタ、もうすぐオーストラリアに行くんだって?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ああ、撮影でね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタは正式に移動になる前に、もう岸さんと仕事をしはじめている。身震いするほどのビッグ・クライアントで、年間を通したキャンペーンが成功すれば、岸チームもアラタも時代の波に乗るのは確実だ。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「いいなぁ、海外で撮影なんて、私はないな」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタが横に立っている私を見下ろす。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「コアラの土産、買ってきてやろうか?こういうクリップになってるヤツ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そう言って、アラタは私の鼻を摘む。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「やめて。最後まで虐める気?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「これからも虐める気」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> これからは、ないよ。きっと。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ライティング、終わったよ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 戸田さんの声で、最後の商品カットがはじまった。何カットか撮っていたそのとき、戸田さんの携帯が鳴った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「あ、ごめんね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と言って戸田さんが携帯に出る。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「はい。ええ、うちのカメラマンですが。えっ、本当ですか?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 電話を切った戸田さんが、一瞬考えた。そしてすぐに、私の方へ歩いて来た。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 私の両肩に手を置く。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">なに?どうしたの?<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">アラタも、美濃部君も、怪訝な顔をしている。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音ちゃん、落ち着いて聞いてね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そして、ひと呼吸入れる。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「加納が交通事故に巻き込まれた」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 何を言っているのか、すぐには理解できなかった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「詳しい状況は、わからない。いま病院から電話があった。北品川第一病院、すぐ行ってやって」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> ぼうっとしている私の両肩を、戸田さんが掴んで強く揺さぶる。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音ちゃん、早く。北品川第一病院!」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> その声で、はっと我に返った。スタジオの後ろの椅子に置いてある自分のカバンを掴んだ。転がるようにスタジオを飛び出す。通りに出てタクシーを探す。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> お願い、早く、早く来て!<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> やっときたタクシーに乗って行き先を告げる。躰ががくがくと震えて止まらない。震える両手で、震える自分の躰を抱きしめた。そしてタクシーに乗っている間、ずっと祈り続けた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> お願い、どうか命に別状がありませんように。脳や手足に、致命的な怪我がありませんように。意識がしっかりしていますように。カメラマンの仕事が、続けられなくなったりしませんように。痛がっていませんように。それから、それから。 <br /></span></p></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/"><img src="http://www.blogmura.com/img/originalimg/0000435756.jpg" width="88" height="31" border="0" alt="ブログランキング・にほんブログ村へ" /></a><br /><a href="http://novel.blogmura.com/">にほんブログ村</a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://image.with2.net/img/banner/m11/br_banner_onsen.gif" width="107" height="51" border="0" /></a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" style="font-size:12px;">人気ブログランキングへ</a><br />
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〈五十〉ありがとう、アラタ

「正式発表はまだだけれど」 と速水さんが言った。 アラタがチームを移る。藤原チームではなく、岸チーム。岸さんが藤原チームから独立して、精鋭だけを集めたチームをつくるのだそうだ。それはおそらく会社を代表する、ううん、業界の注目を浴びるスターチームになるだろう。アラタはそこで、これからいっそう、しのぎを削っていく。 佐々木さんが移動する。横浜支社第二制作局。希望がかなって、かなりいい職場環境だと思う。... <span style="font-size: medium"><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「正式発表はまだだけれど」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と速水さんが言った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタがチームを移る。藤原チームではなく、岸チーム。岸さんが藤原チームから独立して、精鋭だけを集めたチームをつくるのだそうだ。それはおそらく会社を代表する、ううん、業界の注目を浴びるスターチームになるだろう。アラタはそこで、これからいっそう、しのぎを削っていく。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 佐々木さんが移動する。横浜支社第二制作局。希望がかなって、かなりいい職場環境だと思う。良かった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> <span lang="EN-US">4</span>月から新しいデザイナーとコピーライターが、速水チームに来る。入社<span lang="EN-US">8</span>年目の男性デザイナーと、入社<span lang="EN-US">3</span>年目の男性コピーライターだそうだ。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 私はチームに入って、初めて後輩ができることになる。ちょっとドキドキ。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音、ちょっと会議室」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そうアラタに呼ばれた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と思って行ってみると、会議室の広いテーブルにたくさんの資料が並べてある。いきなり、アラタが言った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音、このデザインと、こっちのデザイン、お前ならどっちを選ぶ?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 何?試験?<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> う~ん、と私は考えた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 右側は、広告としてわかりやすい。でもちょっと説明しすぎかな。左側はシンプルだけど強い。消費者の心を惹きつけて、考えさせる力を持っている。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「左側かな?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「なんで?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 私は考えた通りを言った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「じゃこのコピーと、このコピーはどっち?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> う~ん、コピーを選ぶって難しいんだよな。私は感覚的に右側の方を選んだ。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタの試験はまだ続く。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> じゃ、この広告と、この広告は?<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">この企画を、もっとブラッシュアップするには?<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">このCMは、狙っているターゲットに届くと思う?メインターゲットは変えずに、周辺ターゲットにもアプローチする媒体戦略は?<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">このちょっと斬新なアイデアを、お前ならどうやってクライアントに通す?<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">それは、延々と<span lang="EN-US">1</span>時間も続いた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">アラタが真剣なので、こちらも真剣にならざるを得ない。ヘトヘトになった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">やがて、アラタは言った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音、感性はいい。でも理論的な説得力が足りない。それだとクライアントはおろか、後輩にだって納得いく説明をすることができない。自分の方法論をきちんと構築しろ。それと、もっと自分自身が冒険しなきゃ。失敗なんか、たいしたことないんだよ。挽回すればいいだけだろ。怖がるな、自信を持て」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタ…」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> ありがとう、アラタ。アラタの気持ちが胸に染みてきて、私は涙が出た。頑張るから、私、ちゃんと頑張るから。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタも新しいチームで、もっと凄い仕事をして。私、それを楽しみにしてる。私はアラタの同期で、ちょっとへたれなライバルで、そしてそして早川アラタという才能の大ファンだから。いままでも、これからも、ずっとずっと。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「鈴音、頑張れ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そう言って、アラタは会議室を出て行った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> でも、アラタ。アラタは、いつの間に、こんなに大きくなったの? <br /></span></p></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/"><img src="http://www.blogmura.com/img/originalimg/0000435756.jpg" width="88" height="31" border="0" alt="ブログランキング・にほんブログ村へ" /></a><br /><a href="http://novel.blogmura.com/">にほんブログ村</a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://image.with2.net/img/banner/m11/br_banner_onsen.gif" width="107" height="51" border="0" /></a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" style="font-size:12px;">人気ブログランキングへ</a><br />
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〈四十九〉俺の聖域

「アラタ、お客さん」 ミーティングブースで打合せをしていた佐々木さんが、制作室の扉を開けて顔を覗かせる。 部屋には、アラタと美海さん、私の3人。怜さんは速水さんと、打合せに出ていた。 3人が一斉に扉の方を見ると、巨乳美人の亜矢ちゃんと、エロ可愛い里香ちゃんが、めちゃくちゃ女の子らしい服装で立っていた。「アラタさ~ん」 と声を揃える。「あれ?どうしたの?」 とアラタ。「アラタさん、今日も残業ですかぁ?... <span style="font-size: medium"><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタ、お客さん」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> ミーティングブースで打合せをしていた佐々木さんが、制作室の扉を開けて顔を覗かせる。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 部屋には、アラタと美海さん、私の<span lang="EN-US">3</span>人。怜さんは速水さんと、打合せに出ていた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> <span lang="EN-US">3</span>人が一斉に扉の方を見ると、巨乳美人の亜矢ちゃんと、エロ可愛い里香ちゃんが、めちゃくちゃ女の子らしい服装で立っていた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタさ~ん」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と声を揃える。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「あれ?どうしたの?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> とアラタ。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタさん、今日も残業ですかぁ?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と言って、亜矢ちゃんと里香ちゃんが制作室に入ってくる。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 美海さんと私は、思わず顔を見合わせた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「そうだよ。亜矢ちゃんと里香ちゃんは、もう仕事終わったの?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「私たち、残業なんてほとんどないから」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と里香ちゃん。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「いいねぇ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ねぇ、アラタさん、今度いつ合コンしてくれるんですかぁ?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「いつでも、と言いたいところなんだけど、忙しくてさ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「やっぱり、大きな賞とったから、もっと忙しくなっちゃったんですかぁ?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と亜矢ちゃんが言う。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「賞とは関係なく、いつも忙しい仕事なんだよ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「そうなんだぁ。アラタさんと合コンしたいって女の子、いっぱいいるのになぁ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「そっか。俺も残念なんだけどさ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 里香ちゃんが、アラタの隣の怜さんの椅子に腰をかけて言う。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「あのね、アラタさん。亜矢と私、忙しいアラタさんを応援したくて、差し入れ持ってきたの」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 亜矢ちゃんが手にしていた紙袋を渡す。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「お、瓢。もしかして、ばら寿司?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 瓢は会社の近くにあるお寿司屋さんだった。有名寿司店で、テレビの取材の影響で、いまばら寿司が巷で人気なのだ。特上は、一人前<span lang="EN-US">4</span>千円の高級品。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「みなさんがいるって知ってたら、アラタさんの分だけじゃなく買ってきたのにぃ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 美海さんと私は、また顔を見合わせる。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「水梨さんも、アラタさんみたいに、毎日、遅いんですかぁ?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 突然、亜矢ちゃんが私に聞く。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「え?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 驚いて振り返る。目の前に、亜矢ちゃんの巨乳がこれみよがしにある。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「あ、まあ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「大変なお仕事ですよねぇ。女の人なのに」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「はぁ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタさんと2人きりで、残業することもあるんですかぁ?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ここは、俺の聖域」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 突然、アラタがそう言った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「俺、ここで本気で仕事してんの。社食の俺と違うの」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 亜矢ちゃんと、里香ちゃんの顔色が変わった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「それはね、チームの全員がそう。この2人にとっても、ここは聖域なの」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタの口調は穏やかで、それだけにいっそう、美海さんと私にはアラタが懸命に怒りを抑えているのがわかった。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「だからね、可愛くて賢い、亜矢ちゃんと里香ちゃんならわかるよね?ここへ来ちゃいけないよ、もう2度と」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 亜矢ちゃんと里香ちゃんが顔を見合わせた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「はぁい。アラタさん、ごめんなさい」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と里香ちゃんが、怜さんの椅子から立ち上がる。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「わかってくれれば、いいんだよ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 2人は頷いて、制作室を出て行った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span lang="EN-US" style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"><o:p>&#160;</o:p></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> ふう、とアラタがため息をつく。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「これ、食う?」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と私たちに、ばら寿司の包みを差し出す。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 美海さんと私は、黙って首を振った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「だよね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタはそう言うと、それをゴミ箱に放り投げた。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> お寿司に罪はない、つくった人にも失礼だけど、こういう場合、誰も決して食べない。食べられない。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「ごめんな。申し訳なかった。…俺、ちょっと出てくるわ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そう言ってアラタは、私たちに律儀に頭を下げると制作室を出て行った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> アラタが謝る必要なんてないのに。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">だけどそういうことをいい加減にしないところも、アラタらしいと私は思った。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「まったく、近頃の女子は!」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> と美海さんが言う。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「男の本気をわかってないね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そう。アラタのこともわかっていない。わかろうとすら、していない。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「彼女たちが追いかけてるのは、早川アラタっていうブランド。カバンやアクセサリーと同じ感覚」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> そんな風に近寄ってこられるなんて、なんだかアラタがかわいそうな気がした。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「でも、アラタ君、怖かったね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「はい」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「本気で怒ってた」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「でも、それを表に出さないように、もの凄く我慢してましたよね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「それすら、あの2人にはわかってないかもね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「そうですね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「でも、アラタ君、カッコよかったね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「あ、はい」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「俺の聖域だって。チーム全員にとってそうだって」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「アラタらしかったですね」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">「だから、アラタ君は凄いんだよなぁ」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> 美海さんがう~ん、と伸びをした。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; mso-line-height-rule: exactly"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M"> ねえ、アラタ。アラタのことをちゃんと見て、ありのままのアラタを理解して、全部受け入れてくれる女の子が早く見つかるといいね。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">いつも誰よりも激しく戦っているアラタが、一瞬でも羽を休めることができる巣、ほっと癒される場所になってくれる存在が見つかるといい。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p><p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; line-height: 25pt; text-indent: 11pt; mso-line-height-rule: exactly; mso-char-indent-count: 1.0"><span style="font-size: 11pt; font-family: AR丸ゴシック体M">私は願った、心の底から。 <br /></span></p></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/"><img src="http://www.blogmura.com/img/originalimg/0000435756.jpg" width="88" height="31" border="0" alt="ブログランキング・にほんブログ村へ" /></a><br /><a href="http://novel.blogmura.com/">にほんブログ村</a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" title="人気ブログランキングへ"><img src="http://image.with2.net/img/banner/m11/br_banner_onsen.gif" width="107" height="51" border="0" /></a><br /><a href="http://blog.with2.net/link.php?1531511" style="font-size:12px;">人気ブログランキングへ</a><br />
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